筆跡鑑定人ブログ
筆跡鑑定人ブログ−4 |
筆跡鑑定人 根本 寛 |
このコーナーに書くのは、事実に基づく、筆跡鑑定人の「独り言」 のようなものです。 お気軽にお付き合いいただければ幸いです。 ただし、プライバシー保護のため、マスコミ報道された内容は別にして、固有名詞 は原則的に仮名にし、内容によってはシチュエーションも最小限の調整をしていることをご了解ください。 |
営業マンの犯罪 |
■ | やられた!500万! @
まず、商品を売り場の棚に自分で詰める。本来は店側でやるべきことだが、店員は忙しいので売り手の営業マンがサービスすることが多い。
A
つぎに、店の担当者に納品した商品をチェックしてもらい、数量のチェックと確認のサインをもらう。このとき納品書は切り離さずノート状態である。
B
最後に事務所に行き、納品書を提出し、検収の印をもらって退出。
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■ | その手口とは
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■ | チェックの「レ」点を鑑定する こんなわけで鑑定の依頼を受けた。チェックのマークを鑑定してくれとのことである。その結果を持ってその問屋と交渉するという。
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図1・納品書 | 図2・チェック部分 |
この他、チェックの角度の異なるもの、V字の角度が異なるものなど、調査した全ての納品書が大いに怪しい納品書である。 |
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