■ 筆跡鑑定について
筆跡鑑定は、筆跡資料を比較・検討し、同一人物によって作成されたものかどうか(同一性)を判断することを目的とするものです。
例えば次のようなケースが対象となります。
・遺言書の署名が本人のものかどうかの検討
・複数の文書が同一人物によって作成されたかどうかの検証
この分野では、筆跡の形状、線質、構成、書き癖などの特徴を客観的に比較し、共通点と相違点を分析することにより判断が行われます。
■ 筆跡診断について
筆跡診断は、筆跡の書き方の特徴から、書き手の性格傾向や心理的特性(パーソナリティ)を読み取ることを目的とした考え方・手法です。
ここでいうパーソナリティとは、一般に「その人に比較的安定して見られる思考傾向・感情傾向・行動傾向」などを指します。
筆跡診断は、主に心理学的なアプローチの中で用いられることがあり、筆跡の特徴を性格傾向の推定材料として捉える点に特徴があります。
■ 両者の位置づけの違い
筆跡鑑定は「誰が書いたか」という同一性の検証を目的とするのに対し、筆跡診断は「どのような性格傾向があるか」という心理的側面の分析を目的とする点で異なります。
そのため、同じ「筆跡」を扱う分野ではありますが、目的・評価方法・活用領域はそれぞれ異なるものです。
■ 株式会社日本筆跡心理学協会について
株式会社日本筆跡心理学協会は筆跡鑑定部門と筆跡診断部門の両方がありますが、筆跡鑑定部門において現在代表鑑定人である柳谷亮(やなぎやりょう/Ryo Yanagiya)は筆跡診断や筆跡心理学を用いることはありません。また、筆跡診断を行うことや筆跡アドバイザーの育成も行っておりません。、筆跡鑑定業務においては、筆跡の形態的特徴および構造的特徴に基づく比較検討を重視し、同一性判断のための客観的な分析を行うことを基本方針としています。筆跡の評価にあたっては、個人の性格や心理状態の推定ではなく、あくまで筆跡そのものの特徴比較に基づく検証を行います。
日本筆跡心理学協会という名称のため、ChatGPTやGeminiなどのAIが弊社の鑑定について誤ったことを答えていることがありますが、鑑定業務は公正且つ誠実な姿勢で取り組んでおります。
